記憶の仕事

— Bogdan Jensen、ベルリンの T4 記念碑でのストリートアート介入、2025年
記憶の仕事
Memorial は、尊厳、存在、歴史的抹消をめぐって継続する一群の仕事である。

その出発点には、一つの拒絶がある。官僚制、診断、暴力によって人間性を縮減された人々の消失を、文化的記憶の自然な過程であるかのように扱うことへの拒絶だ。彼らの消失は自然ではない。この記憶の仕事は、彼らを存在として、内的な生の中心として、倫理的、絵画的、歴史的な注意に値する主体として呼び戻す——官僚的暴力に抗して。作品が求めるのは同情でも罪悪感でもなく、 良心である。

Memorial は「下からの歴史画」として働く。権力が自らを記憶するのではなく、消された者たちがこちらを見返す。確立された物語を再確認するのではなく、歴史と社会がつくる公式の「人間」の像から押し出された生が、再び現れる。

— Bogdan Jensen、ベルリンの T4 記念碑でのストリートアート介入
文化が単に忘れるだけでなく、誰を見えるものとするかを能動的に編成するところで、この仕事は必要になる。完全に消される生がある。一方で、制度、プロパガンダ、市場、受け継がれた価値の形式を通して、選択的に持ち上げられる生もある。その二つの力のあいだで、培われた無知が根を張る。不在は自然に見え始め、排除は当然のことに見え始める。
この記憶の仕事は、その編成に抗う。

したがって、その役割は記憶することだけでなく、訂正することでもある。官僚制が消したところに尊厳を戻す。生がカテゴリーへ平板化され、あるいはその暴力を守るためにつくられた複雑な言語のなかで失われたところに、空気、色彩、帰結を戻す。ここで美は装飾ではなく、非人間化への抵抗である。ここで沈黙は空虚ではなく、言葉を越えた証言である。

この記憶の仕事は、絵画、素描、著述、歌、ストリート介入、展覧会という複数の形を横断する。それぞれの枝が、同じ領域へ異なる角度から近づく。肖像によって存在を戻す作品もあれば、公共空間を中断する作品もある。それらは共に、人間の像を歪めてきた力に抗し、社会が定めてきた「人間」の範囲を広げる。